
「仮面ライダークウガ」より
仮面ライダークウガ アルティメットフォームをレビュー。
「じゃあ、見ててください。俺の、変身。」

プレミアムバンダイ7月発送商品
価格:6,480円(税込)

今回、真骨彫製法としては初めての魂ウェブ限定商品であり、パッケージは従来品との差が有るかどうか気になる所でしたが、今まで通りのフォーマットです。

梱包は、マイティフォームと同じく、本体が上で付属品が下の二段ブリスターでした。




全身。
細過ぎず太過ぎず程よいプロポーションで、金のラインは上品な仕上がりで、アーマー等はややマットな質感の仕上がり。
躰に張り巡らされた血管状組織の造形、塗装共に良好です。
腕や脚から突き出た棘のエッジはもう少し利いてても良かったかもしれませんが、先端が少しダルめなのは破損防止の為ですかな?
なお、権利関係のマーキングは首の裏側にプリントされています。
関節のテンションは良い具合。

マイティと並べて。
スーツアクターの富永氏の体系を基にした素体は同じであるものの、印象は大きく異なりますね。


デフォルトの赤眼頭部。
コントロールクラウン(角)が2本から4本になり形状も鋭利に。
アーマードマウス(クラッシャー)が従来のフォームと異なり、ややエッジの利いた造形に。
自分のは引きが悪かったのか、アーマードマウス左端まで塗装されて無かった為、正面から見ると少し間抜けな印象に…。
頭部交換の際は真骨彫アギト、ディケイドと同様に頭を首から引っこ抜いて交換する仕組みです。


こちらは黒眼。
黒眼部分は塗装で再現。
こっちも少し塗りがはみ出てるのでちょっと印象が……何故だ…。

肩はここまで上がります。
肩アーマーはヒンジ+ボールジョイント。
二の腕と前腕にロール軸が有ります。

今回、二の腕側の肘にも凸モールドが存在する為、腕側の肘関節のみ可動する構造の関節が新規に作り起こされています。
後肘部にも金色のラインがありますね。

それにより、肘は90°ちょい曲がります。
(写真のよりもう少し曲がります、御免なさい許して…)


首の上げ下げはこれ程。
胴体は、動かし過ぎると胴体の金のラインが胸部の内側と擦れて剥がれてしまうので、あまり動かせそうにないです。

開脚も余裕余裕。
マイティフォームの時と異なり、太もものロール域が広がった為、ここまで脚をロールすることも。
脚を上げても可動範囲を制限されることが無いので、マイティフォームの時よりも遥かに弄りやすいです。



膝はこれ程まで曲がります。

足裏のモールドもバッチリ。

アークルの造形、塗装もシッカリしています。
クリアパーツで見え難いのですが、うっすらとアークル中心のアマダムにモールドが。

付属品。
サムズアップ用手首は左右分付属。
握り手も付属。
手の甲に書かれた古代文字は凹モールドで再現。





















『清らかなる戦士 心の力を極めて戦い邪悪を葬りし時 汝自らの邪悪を除きて究極の闇を消し去らん』




























『心清き戦士 力を極めて戦い邪悪を葬りし時 汝の身も邪悪に染まりて永劫の闇に消えん』






設定ではドロップキックが必殺技ですが、劇中では披露されなかったので想像で。


変身時っぽく。

ダグバ様は持ってないので今のところは彼で堪忍…。

「なれたんだね、キミも…究極の力を持つ者に。」

「はぁあっ!」

「……え???何?」

「嘘だろ………?」

「ふっ!」
「あぐっ!」
自分は持ってないのでアレな話ですが、炎エフェクトが有れば、もう少し表現の幅が広がると思います。







『聖なる泉枯れ果てし時 凄まじき戦士雷の如く出で 太陽は闇に葬られん』






『空我』

以上!
遂に発送されたアルティメットフォームですが、真骨彫を謳っているだけの事は有りました。
造形は勿論、金のラインや血管状組織の塗装も丁寧で尚且つ、色もケバさが見受けられず、非常に良いクオリティでした。
ただ、自分のは顔の塗装が、埃入ってたりはみ出てたりで、2種ともあまり良くなかったので残念です…うぐぐ……。
商標のマーキング等が目立ちにくい首の裏に有ったのは英断ですね。
参考出展を見た時、デザインから腕のロールはオミットされそうだなー。と思っていたら、予想に反しロール出来、可動もしっかり考えられており、デザイン上の制約で一部可動が犠牲になってはいるものの、本物感がコンセプトの真骨彫は、単に見た感じが良いだけのブランドじゃ無いんだ。と再度認識させられました。
本当にありがとう…!真骨彫……!
共通素体のマイティとは違って、脚を上げても腿ロールの可動範囲が狭まらないのも、かなりポイントが高い所です。
自分が弄る際、何時も悩んでいた点が改善されて最高としか…。
本当に最高だこのフィギュア…!としか言えない出来のフィギュアでした。
現在、完全新規造形の真骨彫ダグバ様が受注中ですが、このフィギュアを撮ってて、もう、買うしかないと決めました。年々アーツ自体のクオリティが上がる中、更に質が良くなる真骨彫…次の真骨彫も楽しみです…。
いつものおまけ
(夏みかんの夢の中のアレみたいな)




「うおおおっ…!」

「はぁああっ!」



ドゴッ!


(夢オチ)
これまたショートストーリー的なナニか。(画像クリックでページへ)
